核能矩阵(ヌークマトリックス)
普通に変換できない漢字からも分かる通り、中国で生産されて中国で流通しているプラモデルです。
「NUKE MATRIX CYBER FOREST [FANTASY GIRLS]REMOTE ATTACK BATTLE BASE INFO TACTICIAN」という長い名称が付いていますが、恐らく商品名は「CF02 リリー・ベル」だと思われます。
いわゆる、美少女プラモデルのジャンルの製品です。去年2021年の末に発売予定でしたが日本向け？の発売が遅れて2022年の3月に届きました。
パッケージサイズは、まさかのガンプラMGレベルで大きさに驚きました。
パッケージは非常にこだわって制作されていて、メガミデバイスを参考にしているのかツヤ消しマットの背景に光沢仕上げのキャラクター部分が貼り付けてある仕様となっており高級感を出しています。
好みが分かれそうな絵柄ですが、中華系ゲームアプリなどでは良く見かけるタイプですね。筆者はパッケージの顔よりもキットの顔の方が好みでした。
上蓋を開けると…ダンボール製の箱の中にぎっしりとランナーが詰まっていました。ほとんどがABSでランナー数は驚愕の23枚！…なのに税込6,600円という、国産プラモでは実現不可能なやつでした。
タンポ印刷された4つの顔パーツと同等のタンポなしパーツが入っています。
中華製プラモは臭いがヤバいというのを聞いていたので覚悟して開封しましたが、特に問題なかったというオチ。
表情の水転写デカールも種類が多くて使ったら楽しそうですね。丁度ウマ娘でキタサンブラックを育成していたのですが、このデカールがなんとなくキタサンブラックと似ている気がしました(笑)
初回特典の色違いのM1ランナーとグレーの布製マフラー。これを入れるとランナー数は24枚に…
頭部完成。なんというか…もっと酷いのを想像してましたが、普通に可愛らしいという。
パーツ分割とディテールにこだわって成形されています、分割による合わせ目は結構あります。ABSなので加工や塗装時は要注意です。
説明書やパッケージは基本的に中国語で書かれていて読めませんが…
組立図自体は見慣れた表記でしっかり理解できるので問題なかったです。
”PERSONAL PROFILE(LIRLY BELL
すべてのキツネにはウサギの友達がいるという伝説があります。キツネ狩りチームの設立以来、狙撃オブザーバーを務めたウサギのLIRLY BELLは、VIVIENNE HAYHAの最 も暗黙のパートナーです！超高機動性全地形高- スピードマニューバリングエイド、洞察に満ちたホログラフィックキャプチャおよびディスプレイシステムは、複雑な状況で 狙撃兵に敵の位置を提供するのに十分であり、チームがミッションを正常に完了して完全に後退できることを保証します。オブザーバーとして、彼女は世界を破壊する恐ろしい力を持っておらず、彼女自身の好みにちなんで名付けられた「急いでいるとウサギが噛む」、「大根さん」を隠すマトリックス発射システム、そして「ミスウサギの警備員「キャプテン」は彼女を守るために切っても切れない関係にありました。同時に、この全地形自走ロボットは、キツネ狩り隊のために帝国によって調整された破壊の鍵でもあります！彼とヴィヴィアンの十字架は、最も恐ろしい陽イオン包囲破壊者を形成します！あなたの前にいるすべての敵を破壊します！キツネ狩りチーム最大の切り札です！”
キャラクター紹介文をGoogle翻訳、「大根さん」が謎ですね(笑)。ヴィヴィアン・ハイハは同シリーズの第1弾キャラのF.O.X.というキットです。同キットと合わせるとハイパーインパルスデバステーターキャノンという兵器が完成するみたいです。
パッケージに続き、腰の構造もメガミデバイス風のマシニーカな設計になっています。
ABSでアンダーゲートという、ニッパーへのダメージは避けられないレベルの制作工程を経てようやく完成！
肩の構造もメガミデバイスを参考にしたマシニーカ的設計になっていますが、メガミデバイスよりパーツが外れにくい印象。
フレーム素体バージョン。微妙に悪趣味な感じなので、これは無くても良かったかもしれません。
背骨の構造がワイヤーを使用したりと斬新？な感じでした。
前髪が3パーツ構成なのですが、接続ピンが1mmと細いので折らないよう注意です。ABSなのでねじ切れる可能性が…
この顔はデカールで目線違いを作成しました、頬の赤みは筆者の完全な趣味です。
振り向きのポージングも余裕で決まります。
ランナーの成形色で完全に色分けされており素組みでも設定通りになります。
翻訳で謎だった「大根さん」はコレ。Mr.CARROTというリリー・ベルの好きなものの名前のミサイルでした。「急いでいるとウサギが噛む」と翻訳されたのは”RABBIT MAY BITE”PISTOLという鉄砲でした。
麻酔銃みたいな雰囲気があります。
マスキングテープを彷彿させるハイスピードマニューバーリング。これのお陰でスタンド無しでも自立しやすくなっています。
サポートロボットの”BUNNY’S SECURITY CAPTAIN”。結構でかいです。30MMのRoyRoyとは別格でした。
キャプテンに乗っかって索敵開始！密度が濃いのでプラモデルの枠を超えてフィギュアの様です。組み立て式のフィギュアーツみたいな印象。ちなみにこの空中ディスプレイ(RABBIT HOLOGLAPHIC CONTROL DECKという名称らしいです。)のデカールを貼るのに1時間半かかりました。
緊迫した物語のワンシーンのような雰囲気。ジオラマの中に置いたら映えそうです。
以上！今回初めて中華製の美少女プラモデルを作ってみましたが全体的に満足度が高かったです。ABSなので壊れにくくパーツの精度も高くてスナップがピッタリ嵌るなど、かなり驚きました。アンダーゲートで組むのが結構大変でしたが、お気に入りの1体となっています。興味があればぜひ作ってみてほしいプラモデルです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。それではまた…
-おまけ-日本語版パッケージの解説文です。Google翻訳の精度は結構高いですね。
PERSONAL PROFILE(LIRLY BELL)
「キツネ(FOX)にはウサギ (RABBIT)の友達がいる」という古からの伝説がある。F.O.X.ハンティングチームの創設以来、狙撃オブザーバーを務めてきたリリー・ベル (RABBIT)は、ヴィヴィアン・ハイハ (FOX)の最も息の合ったパートナーだ! 脚部に全地形型高速移動補助装置を装備し超高機動性を持つ。捕捉した敵をホログラフィック上で表示し、困難な状況下でもスナイパーに敵の位置情報を伝えるなど、戦術分析に特化している。 チームが任務を達成し安全に撤退する事が出来るのは彼女の存在があるからだ。
戦術家であるリリー・ベルに世界を破壊できるような圧倒的な武装などないが、彼女自身で命名した“ラビット・メイ・バイト” ピストルとマトリックス発射システムの “Mr.キャロット”ミサイルだけは隠し持っている。また、彼女には、AI搭載型護衛用ロボット“バニーズ・セキュリティ・キャプテン” が彼女から離れる事なく常に護衛している。同時に、この全地形対応自走式ロボットは、帝国がF.O.X. ハンティングチームのために特別に作った破壊の鍵でもあるのだ! ヴィヴィアンの巨大な十字架と組み合わさる事で、最強の“ハイパー・インパルス・デバステイター・キャノン”となる! F.O.X.ハンティングチームの前に立ちはだかるすべての敵を消滅せよ! これこそが、F.O.X.ハンティングチーム最大の切り札である!
