BenQのゲーミングモニターEX2780Qには、VESAマウントがあって、ずっと試してみたかったのが、モニターアームでの運用です。
高価なモニターアームを買っても設置できなかったり、合わなかったり等の失敗する可能性があるので躊躇していましたが…
Amazonでちょっと手頃な価格帯のものを購入してみました、ずっしりとした重量感。
カラーラインナップがシルバー、ブラックとPS5のような白黒のツートンの3色展開でしたが当時1番安かったシルバーをチョイスしました。
中身はきちんと梱包されていて傷もなくしっかりしていて良さげな感じです。組み立てに必要なネジ類や工具類一式が全て同梱されていて親切設計です。
アームパーツは恐らく樹脂製でクランプや接合部、ガスシリンダー、VESAに取り付けるブラケットのような強度の必要な部分は金属製となっています。
早速組んでみるとこんな感じで非常にスムーズかつ簡単に設置できました。…が、写真のテーブル部分、机上台と呼ばれる簡易的な台なので強度が圧倒的に不足。
急遽部屋にあったディスプレイの壁寄せスタンドの底面パーツである黒い強化ガラスにいい感じの穴が空いていたのでクランプの代わりに付属のグロメットパーツで装着してみると、今度は不安定になってしまいモニターを動かすと重さに耐えられず転倒しそうな状態で危険なので、安定したローボードを別途用意して事なきを得ました。
話は戻ってモニター側のVESAマウントにブラケットのパーツを装着したところです。
もちろんVESA用のネジも付属してましたが、モニター本体にネジが付いていたのでそのネジを使用しています。
新調したローボードは15mmの合成樹脂強化合板なので補強として金属製のプレートを噛ませています。これにより格段に安定性が向上しました。ちなみにローボードはキャスター付きですが、取り付けないで運用しています。
アームとVESAに装着したブラケットを合体するとこんな感じです。取り付けた後でブラケットの上のレバーを捻るとロックされて持ち上げても外れなくなります。
モニターをマウントすると重さでアームが下がってきますが、付属のレンチでガススプリングの強さを調整していくとやがて釣り合うようになります。製品ページには32インチ9kgまで対応となっています。
もちろんケーブルはアーム部分にまとめて通すことが可能です。
本体自体はするするとした軽快な動作が可能なもののやはりケーブルによる渋みは若干出てしまいますね…
さて、ここまで良いことしか書いていませんが、このモニターアームの最大の欠点があります。
クランプのパーツなのですが、この1種類で10mmから75mmの板厚に対応するため挟み込むボルトが長いものしかなく、棚板の下に9cm程度飛び出します。
このボルトの先端に六角レンチの穴があります、つまり天板のすぐ下に棚や梁がある場合取り付け困難になってしまいます。せっかく10mmの板に取り付けられるのですからボルト長短めの部品があっても良かったのではないかと思います。
コスパは良いんですけどね、残念ポイントでした。
紆余曲折ありましたが、モニターアームにして良かったと思ってます。
机上スペースがかなり広くなってスッキリしましたし、窓から陽が当たってしまう時など簡単に退避できますし、モニターの高さ調整が出来るのって何気に便利でした。
壁寄せに関しては壁とモニターのブラケット間でだいたい10cmくらいです。
以上!初めてモニターアームを設置して使ってみたというお話でした。モノとしては知っていても実際に設置や使用してみないとわからないことが多い印象で色々と勉強になりました。
机上スペースの有効活用、というほど筆者は何もしないんですけどね…
最後まで読んでいただきありがとうございました。それではまた…